5月19日
早朝からの移動時間と待ち時間で木藤亜也さんの日記『1リットルの涙』を読む。帰宅後、お母さまの木藤潮香さんの手記『いのちのハードル』を続けて読む。
そして気づいた。17年前の5月19日が亜也さんの自発呼吸が止まった日だったと。その4日後の5月23日に永眠されている。
何となくその存在を知っていた「15歳から難病と闘い続けなければならなかった少女の日記」わけあって とにかくこの本を読んでおこうと購入したのが5月19日だったとは。
ときどき何もかも決まっていたのではないかと思うことがある。常に自分で選んで歩いているつもりなのに もしかしたらはじめから決まっていた?と感じるときが。
この本を手にしたとき、できればもっとふつうに読み物として手にしたかったと思った。でも、きっとこの本は私が読むべき本だったんだ。役割をはたすために。そう思えて一字一字ていねいに読んだ。
お母さまのあとがきには
「 だから、人から『大変でしたね。病気の子を抱えながらよく頑張ったね』といわれるほど苦労したという思いはない」
とあった。なまいきかもしれないけれど私にはこの気持ちとてもよくわかる。
関連記事